粘土や風船で作る張り子の作り方【簡単!】
目次
張り子とは
張り子って知っていますか?竹や木などで作った枠、または粘土で作った原型に紙を糊で貼り付けていき、
糊が乾いてから型から抜き取って作る造形技法です。福島県の会津赤ベコが有名です。
厄除けの意味のある縁起物なんですよ~。
張り子の簡単な作り方
まず型を作ります。
原型を作る材料は油ねんどがオススメですが、何個も同じものを作りたい場合には不向きかもしれません。
原型から張り子を外す時に壊れてしまう可能性があるためです。たくさん同じものを作りたい場合は、紙ねんどで原型を作ってから表面にニスを塗っておくといいかも知れませんね。
原型が出来たら、細かく切った紙を貼り付けていきます。
猫ちゃんが入っているピーナッツの殻が張り子でできています。
1重目は糊を付けずに、水だけをつけて空気が入らないように貼り付けます。
2重目以降はデンプン糊を水で薄めたものに紙を浸しておいて、順番に貼り付けて行きます。
完全に乾いたら原型から外します。着色する場合はアクリル絵の具を使います。仕上げにニスを塗り、完成です♡
使用する紙は、半紙でも英字新聞でも…薄い紙ならなんでもOKです。
英字新聞で作って、着色はせずに仕上げにニスを塗ったらそれだけでおしゃれなオブジェになります。
手作り張り子のデザイン集
こんなにかわいいリスさんたちも張り子の技法で作られています。
立体的に作った型の前面に紙を貼り付けて、乾いてから切り込みを入れ、中の型を取り出します。
切り込みを入れたところは、再び張り子の容量でひっつけます。
英字新聞でおしゃれなブタさんの貯金箱も張り子の技法で作られています。
お金がいっぱい溜まったら、ブタさんは切られちゃうんでしょうか…ちょっと残酷な感じがしますが、自分で作ったら修復も可能ですよね♡
このかわいい動物さんたちも全部張り子なんです。すごくかわいくないですか?
白い紙を使って張り子して、模様などはアクリル絵の具で着色します。ニスを塗らずにマットな感じも素朴でかわいいですよね。
こんなにかわいいのに簡単に作れるなんて…本当にそうなのかと思ったそこのあなた!本当に簡単なので、挑戦してみませんが?
型次第でどんなモチーフのものも作れます。
風船で張り子との作り方
膨らませた風船も型に使えます。こちらは結構ポピュラーな方法です。
風船を型にして…
こんなランプシェードも作れます。
張り子を進めていく途中で星形に切った紙を入れておけば、電気をつけた時に透けて見えます。
日本の伝統技法の『張り子』ですてきなオブジェ作ってみませんか?